☆プラズマ切断機の消耗品耐久性テストを動画にて
2015年5月21日
こんにちは。
先日プラズマ切断機の消耗品の交換頻度についての記事を執筆しましたが、今回は実際に動画にて消耗品(チップ、電極)の耐久性をテストしてみました。
プラズマ切断機を検討しているが、消耗品の持ち具合が気になっている方は是非ご覧下さい。
こちらの動画ですが、約19分とかなり長くはなりましたが切断作業をノーカットにて撮影しております。
コンプレッサーの容量(25L)の問題で途中途中に休憩を挟んでいますが、小型のコンプレッサーでもこれぐらいは連続して切断作業ができるという目安にはなるかと思います。
それでは、ご覧下さい。
最終的に300×450mm厚み3.2mmの鉄板を30本に切断しました。
切断した長さとしては、300mm×29回で8.7M分の切断をしましたが、チップ、電極の消耗具合的にはまだ余力がある感じです。
消耗品を長持ちさせる為にも以下の点に注意して下さい。
・切断できていないのにトーチを進めると火花がはね返ります、必ず火花が下に抜けている状態でトーチを進めます。
・連続で切断していると、溶けた鉄がチップ先端に付いたりするのでそれはペンチなどで除去します。
・切断しているとチップや電極が緩んできますのでたまにチェックして締め直します。
※切断する表面に凹凸がある場合や錆びが多い場合などは消耗品は多く消耗します。
比較写真はこちら
右が新品、左が今回使用したチップです。
黒く焦げていますが十字の溝もまだあり、中心の穴も潰れる事無くまだ使用可能です。
これはさらに酷使したチップですが、十字の溝が分からなくなり、溶けた鉄も付着しています。
ちなみにこの状態でも、穴が詰まったり変なところに穴が空いたりしていなければ、使えるのは使えます。
切断した鉄板です。30枚ありました。
この作業一回でこれだけの鉄粉が舞いました。多めに切断する場合は動画のようにマスクを付けて下さい。(ゴーグルも)
いかがでしょうか。このようにチップと電極1セットでもかなりの量の鉄板を切断する事が可能です。
当社で販売している消耗品セットは、チップ×5、電極×5、セラミックノズル(ピンク色)×1入りで3000円で、アセチレンなどのガスが不要ですので10mm以下の物を切断する上では、プラズマ切断はガス切断と比べてランニングコストが安く抑える事ができます。
ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
Posted by 鉄板やステンレスの切断に最適なエアープラズマ切断機 at 15:17 / 金属 切断 コメント&トラックバック(0)