エアープラズマ切断機専門店    

各種切断機の比較、特徴 プラズマ切断機が最適なのは?

こんにちは。

金属を切断する方法は多種多様で、よくあるグラインダーからプロ向けレーザーカッターまで様々な方法がありますよね。
今回はその中でも、レーザー等の大規模な設備は除いて「ある金属を切るには、どの方法が適切なのか」をご紹介させて頂きたいと思います。

私は入社するまで『プラズマ切断機』という機械を知らず、初めてその切断能力を体感した時は驚きました。
同様に、プラズマ切断機が初見のお客様の所にデモにお伺いすると、大体皆さま口を揃えて「すごいですね!」とおっしゃられます。

これまでの経験から、この機械を知らずに苦労されている方は以外と多く、特に個人~中小企業の皆さまには見て頂きたい内容となっております。
今まで予想外に労力と時間とお金を無駄にしていたのかもしれませんよ?

それではご覧ください。



プラズマ切断機とは
正直なところ「プラズマ」の仕組みは私自身も理解してはいません。
ただ、金属が切れる理屈は分かっていますので、説明はできます。

簡単に説明すると、高温で金属を溶かしエアーで吹き飛ばして切断する機械です。

たまに勘違いしている方もいますが、ガス切断なんかは高温の炎で溶かしてそこを切断酸素で吹き飛ばしている訳ではなく、金属の酸化(燃焼)を促す事で切断していますので、(殆ど)酸化しないステンレスなんかは切れません。
ですが、プラズマ切断機はただ単にプラズマそのものの熱で金属を溶かし、エアーで吹き飛ばしますので、通電する物なら鉄、ステン、アルミ、真鍮…etcと殆ど何でも切れます。



プラズマ切断機のメリット、デメリット
先述した通り、金属の切断は様々な方法があるのですが、プラズマ切断機のメリットとデメリットを記します。

メリット
・通電する物なら殆ど切れる
上記にて説明した通りです。

・ガスを必要としないので、ランニングコストが安い
当社のWT-60の場合、必要なのは200V電源とトーチ先端のチップ、電極の消耗品、エアーコンプレッサーのみです。
電気代はガス代とくらべると無視していいレベルで、チップと電極の消耗度合も、グラインダーの砥石と比べると、同じ物を切る場合で金額的に1/3程度で済む場合が多いようです。

・切断速度が速い
例えば8mmの鉄板を切断するとして、ガス切断機の場合、最初に着火して調整炎を作って鉄板を炙って…と切断を始めるまでに時間がかかります。
トーチの送りスピードも大体同じかプラズマの方が多少速いぐらいです。
同様にグラインダーの場合、8mmの鉄板を切ると考えただけでも、手は痺れるし煩いし刃が折れるのも気にしなきゃイカンしで嫌気がさすレベルですが、どう考えても10cm切るのに10秒とかでは不可能でしょう。
プラズマ切断機なら、大体10秒ぐらいで切れると思います。

大げさと思われるかもしれませんが、1-2mmの薄板であれば紙のように切れます。

・切り口が比較的キレイ
レーザー並みとはいきませんが、角パイプなどを定規代わりに使う事で、ガス切断機よりはキレイな切断面を得る事ができます。

・使い方が簡単
プラグを200Vに繋いで、エアーコンプレッサーのホースを繋いで、アースクリップで母材を挟んで、切りたい場所にトーチを接触させてスイッチを押すだけです。
あとは火花が下に抜けているのを確認しながらトーチを動かすと、自由自在に切断できます。
資格も不要です。



デメリット
・電源が無い所では使えない
発電機を使う手もありますが、200Vの20-30Aを安定して供給できる物となると、ある程度大型になってしまうので、あまり現実的ではないかもしれません。
同様にエアーコンプレッサーも必要となります。

・切断可能厚がガス切断機と比べ限定される
当社のWT-60の場合、家庭用200V20Aコンセントの場合、約9mm、30Aコンセントの場合で12mm程度を推奨しています。
ガス切断機の場合、吹管を変えると100mm以上でも切れるようです。

切る物に対してプラズマ切断機が最適なのは?

電源がある場所で切断できる、厚み9-10mm程度までの金属全般です。
コンセント(ブレーカー)容量が30A以上であれば12-13mmまで可能です。

特に、今までグラインダーの切断砥石で何かの解体や切断加工をされていた業種の方からは、労力やコスト面でとてもいい買い物だったと好評頂いており、自信を持ってお勧めできます。



最後に、これまでの説明を表に纏めましたのでご覧ください。

切断方法 プラズマ切断
(WT-60)
ガス切断 ジグソー
バンドソー
グラインダー
高速切断機
動力 圧縮空気 200V 酸素、アセチレンガス 電気or圧縮空気 電気or圧縮空気
作業効率
操作性 要訓練  良 薄板のみ
注意点 火花が出る 高温の炎に要注意 比較的安全 極めて煩い
資格有無 ガス溶接技能講習
消耗品の寿命 普通(チップ) 普通(火口) 長い(替刃) 早い(砥石)
切断材料変質 熱影響大 ほぼ無し
適合材料 薄板~13mm前後の金属全般 中板~厚板の軟鋼
(ステンレス×)
樹脂
薄物の金属板
アングル、パイプ
金属全般
アングル、パイプ
ランニングコスト 安価
(電気と先端消耗品)
高価
(火口とガスと酸素)
普通
(替刃は長寿だが
交換すると高価)
普通
(砥石は安価だが
交換頻度が早い)
対象
ユーザー
解体業
カーショップ
整備工場
設備業
建築業
一般家庭(DIY)
解体業
鉄工所
建築業
設備業
自動車板金
鉄工所
一般家庭(DIY)
(薄板、小物限定)
解体業
カーショップ
整備工場
設備業
建築業
一般家庭(DIY)



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